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シャトー・パヴィ・マカン 2013年

酸味
甘み
ボディ

商品説明

現代のサンテミリオンらしい豊満さを、ボルドーならではの厳格な構造の中に隠しもっているのが、パヴィ・マッカンだ。 強靭なタンニンに浸透力のある酸。熟して甘いが弛緩することのない求心性をもったシリアスでクールなワイン。 このキャラクターは畑の位置でまずは納得できる。目の前にはオーゾンヌ、後ろにはトロロン・モンド。この有名なワインはどちらも骨格がしっかりしていることで知られるが、このあたりの土地の特性が反映されたものだという。具体的に言うなら、石灰分の多さと、粘土の重さと、表土の薄さである。石灰分はミネラリーさと上質な酸を、重い粘土はスケール感や強さを、表土の薄さは気品や緻密さを生みだすようだ。

もうひとつ、斜面の向きもおおいに関係する。パヴィ・マッカンの畑の多くは北西スロープであり、ここに植えられたメルロはその涼しい気候を表現して細身で厳しい性格になる。小石を多く含む南向きスロープには温暖な気候を要求する晩熟のカベルネが植えられているのだが、その比率はたったの3割に過ぎない。だが最終的なワインの性格としては、単純化すればメルロ的というよりカベルネ的なものを多く感じ、パヴィ・マッカンが「メドック的」と言われるのもよくわかる。

しかし、このワインが脚光を浴びるようになったのは、ここ数年のこと。これほどまでの高品質は、支配人であるニコラ・ティエンポンと、90年から採用された天才醸造家ステファン・デュルノンクールの力量によるものである。 サンテミリオンのワインの特徴のひとつに技術革新への積極的な姿勢があるが、そういう観点からすれば、まさにパヴィ・マッカンは新しい技法の見本市といった様相を示しており、現代のサンテミリオンを代表するワインと言っても過言ではない。
〜ワイナート11号より抜粋〜

ロバート・パーカー氏は、「バイオ・ダイナミックス製法によるパヴィ・マカンは、過去10年間の大半にわたって輝かしいワインを生み出してきた。このワインをサンテミリオンのラフルールだと思う方もいるかもしれない。パヴィマカンは、古木の強烈さと、大柄で超絶的な凝縮感を備え、高いエキス分が感じられるスタイルであり、果実味とタンニンが豊かでたっぷりとしたボディが一体化しており、長期間セラーで熟成させる特筆に価すべきワインの候補になっている。」 とコメントしています。

ル・クラスマンは、シャトー パヴィ・マカンについて「サンテミリオン、そしてボルドーで最も偉大なワインの1つを生み出し、厳格に丹精込めてワインを造り、そのワインがボトル内で最もピュアに熟成するクリュの1つということに異存はないだろう。コート・パヴィの頂上に位置し、その申し分ないテロワールは、ブドウを完全に成熟させる。シャトーの管理を務めるニコラ・ティエンポンを補佐するステファン・デュルノンクールは、ヴィンテージを追うごとに少しずつワインにフィネスを与えている。彼は素晴らしい成功を収めている。」としてシャトー・アンジェラスなどと同評価の★★(ダブルスター)の高評価!


シャトー・パヴィ・マカン 2013年

2013年はメルロー85%にカベルネ・フラン13%、カベルネ・ソーヴィニヨン2%をフレンチオーク樽(新樽比率60%)で16〜20ヶ月。ニコラ・ティエポン氏と名醸造家ステファン・デュルノンクール氏の二人による最高傑作。