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シャトー・ムートン・ロートシルト [2015] 750ml / Chateau Mouton Rothschild

酸味
甘み
ボディ

TERRADA WINEからのコメント

1973年にメドック格付の歴史上で唯一格付け二級から一級に昇格したワインとして知られる。毎年著名な画家や彫刻家ににより描かれたラベルは、その芸術性からコレクターも多い。エレガントで複雑な香りと上質なタンニンが楽しめるファンタスティックなヴィンテージの2015年。

商品説明

天候条件:
天気の面では、2015年は平均よりやや温暖だったが、特に2月から7月の発芽期から色づき期までの間、非常に乾燥していた(706mmの降雨、年間平均は862mm)。その結果、果実は小さいままだったので、開花後の通常の収穫高が期待されていたにもかかわらず、収量がかなり低くなった。
8月と9月の降雨量は平均よりも多く、すでに水不足になっていた畑で、熟成プロセスを一時中断させるのに役立った。結果として、ブドウは、品種、樹齢、テロワールによって、一つの区画から別区画へかなり異なる速度で成熟した。
各品種、各区画において最適な成熟度で確実に摘み取るため、収穫期間は思い出せる限りでは最長であった。9月14日のメルローの最初の房から、10月6日の最後のカベルネ・ソーヴィニヨンまで、収穫は3つのエステートで23日間続いた。

ブドウは見事な状態で、発酵は素早く行われた。ワインは十分な色づきと、赤色と黒色の果実からスパイスや香料に及ぶ、非常に力強い香りの完全な配列を即座に示した。

タンニンは概して非常によく丸みを帯び、凝縮して、継ぎめなく滑らかである。ブレンド後、ワインは依然として同じよい香りの力強さと複雑さ、樽熟成がさらに強化するフルボディの組成を示す。
ポイヤックの2015ヴィンテージは、その重みとぜいたくさにおいて2005年ヴィンテージと非常によく似ている。

収穫期間: 2015年 9月14日 – 10月2日

葡萄品種:82% カルべネ・ソーヴィニヨン、16% メルロー、2% カルべネ・フラン

テイスティングコメント:
魅力的な、紫色がかかった深く、暗い色。
洗練されたエレガントなノーズは、フルーティーなワイルドブラックベリーやビルベリーの香りを示す。
トースト、リコリス、ブロンドたばこの含みは、豊かで、複雑な香りの幅を膨らませる。
フレッシュなフルボディ、微量な塩気のアタックは力強さを表し、開けていると滑らかでクリーミーな
タンニンは、わずかなミネラリティにより持ち上げられるシルキーな質感を包み込む。
風味の印象はとても豊かで、豊かに熟した果実やペッパーのスパイスの風味。
非常に長い後味は、驚く程バランスの取れたワインと完結する。


ラベル作品担当: Gerhard Richter