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オルネライア 2015年 テヌータ・デル・オルネライア

酸味
甘み
ボディ

TERRADA WINEからのコメント

サッシカイア、オルネライアと人気を分けるスーパー・トスカーナ。全て手摘みによる収穫、各品種・各区画ごとに別々に醸造を行い、完全温度管理されたセラーにて合計18ヶ月間バリック熟成。豊かで芳醇な果実味と複雑さの魅惑的な1本。

商品説明

シャンパーニュのグラン・クリュ中でも特に逞しい骨格と厚みを持つシャンパーニュを生むブジィ村。「ブジィ村の特徴を知りたければ、ジャン・マリー・バンドックを試すと良い。ブジィの個性を最も素直に表現したシャンパーニュだ」(オーレリアン・ラエルト)。ジャン・マリー・バンドックの当主シルヴァンはオーレリアンの義弟。以前はブノワ・ライエも参加していた生産者グループで醸造所を共有しシャンパーニュを造る、小規模RM生産者です。リザーヴ・ワインを50%使用。重厚かつ男性的なブジィの特徴をストレートに表現しています。年間生産量は僅か25000本のみ。毎年仏国内レストランや個人顧客への販売で完売してしまいます。

畑は全て特級ブジー村で所有面積3haのみ。ピノ・ノワールとシャルドネのみを栽培。同じブジー村の造り手5件と共に、ソシエテ・ヴィニュロンと呼ばれる組合も形成し、1929年にドメーヌ元詰を開始。バンドックのように数haほどしか畑を所有しない造り手は、醸造所を共有することでドメーヌとして元詰することが可能に。収穫されたブドウは、全て一緒に合わせて圧縮、醗酵、熟成を行い、翌年の2月にヴァン・クレール(ベースとなるその年のワイン)やリザーヴワインのアッサンブラージュの比率によって、独自の個性を表現したシャンパンを造り出しています。

ジャン・マリー・バンドックの特徴は、全てのキュヴェに毎年50%以上のリザーヴワイン(秘伝のたれのようなもの)を使用。他の造り手は20〜30%の使用なのに対して大きな比率で、周囲にも反対される程の量とか。リザーヴワインの比率が高いと活性化した酵母が減り、瓶内発酵のコントロールが厳しくなる為に敬遠しがちだが、バンドックでは、希少なリザーヴワインを多く使用することでシャンパンに複雑さを与え、ブジー独自の味わいが深まると考えで贅沢に使用。


オルネライア 2015年

収穫は15kg容量のかごを使用し手摘みによる収穫を行っています。除梗前と除梗後の2回にわたって丹念にぶどうを選別し、続いて軽く破砕した後、各品種・各区画ごとに別々に醸造を行っています。アルコール醗酵はステンレスタンクを使用し、26-30°の温度で1週間行い、そしてアルコール醗酵終了後、そのまま引き続き20-25日間のマセラシオン(醸し)を行いました。マロラクティック醗酵は主にオーク材のバリック樽(新樽70%、1年樽30%)にて行っています。ワインは完全温度管理されたセラーにて合計18ヶ月間バリック熟成を行いました。熟成期間中12ヵ月過ぎた段階でブレンドを行い、再びバリック樽にて6ヶ月の熟成を行いました。その後瓶詰めをし更に12ヶ月間の瓶熟成を行い出荷をしています。

ミネラリーでリッチなこのワインは熟したフルーツの香りにハーブやチョコレートのニュアンス。味わいはボリューム感と甘くシルクのようなタンニン。いきいきとした酸のフルボディ赤ワイン。