Loading...

グラン・エシェゾー グラン・クリュ 2014年 デュ・クロ・フランタン

酸味
甘み
ボディ

TERRADA WINEからのコメント

ジュヴレ・シャンベルタン村を始め12の地区に7つの特級畑と一つの1級畑が含む畑を所有するドメーヌ・デュ・クロ・フランタン。2001年以降、品質が向上し専門誌の評価も高く、ワインは深みのある果実の風味と卓越したブーケを楽しめます。

商品説明

このドメーヌ・デュ・クロ・フランタンを1800年当時所有していたのは、ナポレオンの第一将軍であるルグラン将軍でした。現在のクロ・フランタンの屋敷は、ヴォーヌ・ロマネ村にあり、ジュヴレー・シャンベルタン村を始め12の地区に畑を所有。その中に7つの特級畑と一つの1級畑が含まれています。ワインは、それらの畑の名を冠したワインが中心です。良いブルゴーニュワイン造りでは、ぶどうの収穫量を低くおさえ、その畑の条件からくる魅力を果実の中に凝縮させることが絶対の条件です。ここではぶどう品種の特長を引き出すことよりも、風土の特長を引き出すことに最大限の努力が払われます。要するにこれは、スコッチのシングル・モルトのようなもの。新世界のどんな素晴らしいピノ・ノワール種やシャルドネ種も、ブルゴーニュの有名畑のワインのようにならないのは、このワインに対する考え方の違いがあるからです。造り手には、自らの意思や個性でワインをつくるのではなく、ただひたすら自然が発する声と対話する姿勢が要求されます。

ブルゴーニュの銘醸ドメーヌは、ぶどう畑をたいてい手作業中心で管理していますが、クロ・フランタンは、その中でもかなり徹底したクラシックなワインづくりを行っています。収穫はもちろん手摘み。ここでの発酵で今も使われている木製の開放桶(上部が密閉されていない)は、ブルゴーニュでさえ今は少なくなったものです。開放桶は、ワインを雑菌による品質変化から守るのが大変なのです。1972年以降はブルゴーニュのネゴシアン、ビショー家の傘下に入り、ぶどうの栽培からワインの醸造まで、細部にまでこだわった伝統的なワイン造りが同社のマーケティング力と一体化したことで、近年ますますその評価は高まっています。 中でも特筆すべきなのは、ロン・デパキが占有しているシャブリ最高の畑「ラ・ムトンヌ」。2.35ヘクタールの畑からわずか15000本しか生産されないそのワインは、「シャブリのロマネ・コンティ」と呼ばれるほど高い評価を受けている逸品です。また、特級ワインの熟成用には、新樽を100%使用。熟成のバランス管理はより困難になりますが、その労力に見合う品質に見事に仕上がっていることには誰も異論はないでしょう。

ドメーヌ・デュ・クロ・フランタンについてル・クラスマン誌は、現在アルベリック・ビショの的確な指導の下、腕のいい若い醸造家たちがチームを組んで変革に取り組んでおり、また醸造施設もすっかり整えられた。これによって畑仕事での努力が確かな醸造を経てワインに充分反映されるようになった。物流綿での便宜を考慮してコート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌ北部の自社畑のものはドメーヌ・デュ・シャトー・グリ(ルペーショレ社が販売)とドメーヌ・デュ・クロ・フランタンに分けて醸造・販売されている。


グラン・エシェゾー グラン・クリュ 2014年 ドメーヌ・デュ・クロ・フランタン

深みのある果実の風味と卓越したブーケ。リシュブールやラ・ロマネ、ラ・ターシュに良く似ているといわれるグラン・エシェゾー特級。