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Lytton Springs

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銘柄 リットン・スプリングス Lytton Springs
タイプ Red wine
ヴィンテージ 2015
品種
生産者 リッジ・ヴィンヤーズ Ridge Vineyards
生産地 アメリカ > カリフォルニア
容量 750ml
酸味
甘み
ボディ

商品説明

ドライ・クリーク・ヴァレーの自社畑、リットン・スプリングス

コニサーズ・ガイド:95点
ヴィノス:94点
ジェブ・ダナック氏:92点
ワインスペクテーター:92点

以下、ワイナリー公式サイトより。

ドライ・クリーク・ヴァレーの自社畑
リットン・スプリングスのワインを、1972年に初めて仕込んだわずか3年後には、その安定した品質と個性から次のことが明らかになっていた。すなわちこの畑は、土壌、気候、ブドウ品種が完璧な組み合わせを見せている場所のひとつであると。だからこそ我々は、持続可能な耕作法の実践と、ワイナリー建築そのものの両面において、大地とブドウ樹への敬意を払うようにしている。畑に隣接するワイナリーは、地上に設けられたワインカーヴである。その外壁は、ブドウ畑で採取した粘土を、砂と藁と混ぜただけのシンプルな素材で出来ている。この外壁には、夜になると自動的に開くよろい窓が設けられており、冷たい夜の空気を中に入れる仕組みである。藁ブロックの建材は断熱性が高いため、理想的な温度が保たれるし、屋根に設けられた太陽熱パネルは電力を供給してくれる。環境への負荷を最小限にすることが、この特異なる土地の均衡と個性を保つための、唯一の方法だと信じているのである。

歴史的遺産としてのジンファンデルの古木
リットン・スプリングスの畑には、樹齢100年を超えるジンファンデルが植わっており、そこにはペティト・シラー、カリニャン、わずかにマタロ(ムールヴェドル)とグルナッシュも混植されている。30年以上にわたって、この畑での混植ブレンドが、ドライ・クリーク・ヴァレー産ジンファンデルの究極の逸品を産み出してきた。リットン・スプリングスの畑は、歴史的遺産としての古木を守ろうとするリッジ取り組みの象徴となっている。歴史的遺産としての古木とは、1世紀以上前に植えられ、数多の場所で現代まで生き残っているものを指す。こうしたブドウ樹の個性を尊ぶために、品種ごと、あるいは区画ごとに天然酵母で発酵を行い、マロラクティック発酵も天然乳酸菌で生起、卵白清澄も最低限に抑えている。

由緒正しきカリフォルニア品種
リットン・スプリングスは、最高のドライ・クリーク産ジンファンデルの同義語となった。熟れたボイゼンベリー、ブラックベリーの強い香りを放ちつつも、際立った野性味と土臭さが感じられるのだが、これはブレンドされている他品種――ペティト・シラーとカリニャンのためだと考えられている。酸とタンニンの両方が強いのだが、過度なわけでは決してない。少なくとも若いうちは、果実味が味わいの中心を占めているのだ。このバランスに秀でた力強いワインは、熟成によってより趣を増すようになり、十年以上の熟成に耐えるのが普通である。

ジンファンデルに理想的な場所
リットン・スプリングスの畑は、ドライ・クリーク・ヴァレーとアレキサンダー・ヴァレーを分かつ、ヒールズバーグの町のすぐ北に位置するテラス状台地となだらかな丘陵地に広がっている。そこから生まれるワインは、この土地がジンファンデルにとって理想的であることを証明してきた。朝は霧が立ち込めるが、午後になると太陽が出て気温が上がり、夕方遅くなるとそよ風が吹く。土壌は多様だが、主には砂利まじりの粘土質土壌。土中に水分がよく保たれ、おかげで果実がゆっくり熟することができる。テラス状台地に見られる風化した土壌は、農地としては痩せている。おかげで、そこに育つジンファンデルの樹のバランスと、生まれるワインのバランスが共に優れたものとなる。

リッジのワイン造りは1972年から
我々が今日リットン・スプリングスと呼ぶ畑は、かつてウィリアム・リットン大佐が所有していた土地の一部を成す。リットン大佐は、19世紀後半に温泉を掘り当て、畑のすぐ東にホテルを建てていた。サンフランシスコから列車に乗って人々がやってきては、湯治していたのである。ポール・ドレーパーが、この畑を最初に訪れたのが1972年のことで、高い樹齢(当時で既に80年以上)が気に入ってブドウを購入することになった。かくしてこの年、リッジによるリットン・スプリングスのワインが初めて仕込まれたのである。1991年、初ヴィンテージから20周年にあたるこの年に、リッジはリットン・スプリングス・ワイナリーと、その周囲の古木の畑を購入し、完全なる自社畑とした。