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TERRADA WINE MARKET

教養としてのワイン・高いワイン著者
渡辺順子氏 × TERRADA WINE MARKET特別企画 全4回

フランス伝統のワイン文化

  • 2019.11.18

    教養としてのワイン・高いワイン著者 渡辺順子氏 × TERRADA WINE MARKET特別企画 全4回 vol.1 フランス伝統のワイン文化

    世界のエリートたちが社交の場において口にする話題は、アート、映画、音楽、そしてワイン。日本でもそうそうたる経営者の方々がワイン好きとして知られていますが、欧米ではさらにその傾向は顕著で、一流企業が社員にワイン教育プログラムを取り入れているのは有名な話です。今やワインは、身につけておくべき万国共通のソーシャルマナーのひとつ。
    この度は、7万部突破のベストセラー『世界のビジネスエリートが身につける 教養としてのワイン』著者の渡辺順子氏の新刊『高いワイン』刊行記念イベントを寺田倉庫で開催。あわせてTERRADA WINE MARKETでも、一目置かれる一流ワインのエピソードを、全4回に分けて語っていただきます。第1弾のテーマは「フランス伝統のワイン文化」。

    オスピス・ド・ボーヌの人気の理由

    ボルドーには「プリムール」と呼ばれる「ワイン先物取引」のシステムが存在します。樽で熟成中のワインを、ネゴシアン(ワイン仲介業者)を通じてリリース前に先行購入できる仕組みで、ワインの価格が高騰する前に確実に入手できる方法です。古くから英国を中心に海外輸出を行い、王国貴族に支えられるかたちでワイン産業を発展させてきたボルドーでは、その財力によってつくられた豪華なシャトーと広いぶどう畑で大量生産を行い、プリムール販売を実現してきました。

    ボルドーワインは長い熟成を要すため、年を追うごとに付加価値が高まり、さらに年々消費されることで希少価値も高まります。欧米に数多く存在するワインファンドは、そんなボルドーワインの特性を生かし、プリムールで大量にワインを購入します。それらを木箱の状態で長年保管をした後、時期を見て売却し利益を得ているのです。特に英国では、政府が自己投資個人年金(SIPP)でワイン投資を優遇したことから、一層、ワインファンドが盛り上がりを見せています。

    プリムールのイメージ

    プリムールのイメージ

    一方、世界2大ワイン産地としてボルドーと人気を二分するブルゴーニュには、ボルドーとは違って豪華なシャトーは存在しません。ブルゴーニュでは、主に修道院や教会が神に捧げるためにワイン醸造が発展し、現在の基盤が出来上がりました。

    ブルゴーニュ地方の農民たちの暮らしは決して楽とは言えず、飢えや病気で命を落とす貧しい人々が村に溢れていたほどです。その状況に心を痛めた当時のブルゴーニュ公国の財務長官ニコラ・ロラン氏は、1443年ボーヌの土地に慈善病院を設立します。さらに、ロラン夫妻は病院へぶどう畑を寄与し、そこから造られるワインを競売にかけて病院の運営費に当てました。

    これが「オスピス・ド・ボーヌ」のオークションの始まりです。「オークション」に出品されるワインは病院が所有する畑から造られたもので、ブルゴーニュの造り手が、醸造・熟成・瓶詰め・出荷まですべてを管理します。そして、造られたワインは樽ごと競売にかけられます。このオークションは、現在でも毎年11月の第3日曜日に、かつての慈善病院だった場所(現在は博物館)で開催されています。

    かつての慈善病院

    かつての慈善病院

    2005年には、クリスティーズがオークションの運営を引き継ぎ、インターネットを通じたスタイルを取り入れ、世界中にそのマーケットを広げました。オークションの模様がライブ中継され、世界中から落札が可能です。今ではオスピス・ド・ボーヌオークションは、世界最大のチャリティーオークションとして毎年収益を伸ばしています。

    また、その人気の理由は「チャリティー」や「イベント」といった要素だけではなく、オスピス・ド・ボーヌの唯一無二の“品質”にもあります。オスピス・ド・ボーヌは、特級畑、一級畑など一等地の畑のぶどうから、毎年著名なブルゴーニュの醸造家たちが腕によりをかけて造るのです。ワイン造りに参加した醸造家たちもオークションに参加し、毎年、オークションの進行を見守っています。私がオークションに参加した際には、ドメーヌ・ポンソのワインをポンソ氏御本人と競り合ったことがあります。

    樽ごとに購入するため、ラベルに好きな文字を入れられる点も人気の理由です。世界にたった一つのオリジナルラベルのワインを造れる機会としても人気が高まっています。

    ワインの伝統を知りたい方にオススメ

    • HDB オスピス・ド・ボーヌ ニコラロラン2015年

      HDB オスピス・ド・ボーヌ ニコラロラン2015年

      チャリティオークションにて販売されるオスピス・ド・ボーヌは、世界中から入札が集まり、常に競り合いになる人気銘柄です。このキュベは、1443年にオスピス・ド・ボーヌを設立した、ブルゴーニュ公国のニコラ・ロラン公爵に敬意を表して命名されたもので、まろやかな酸味が特徴なオスピスを代表するワインの一つ。特に2015年は、ブルゴーニュの今世紀のベストヴィンテージにも挙げられる年で、どのクリュも前評判が高く、リリースとともに価格が高騰したヴィンテージです。

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    • バタール・モンラッシェ キュベ・フランドル2011

      バタール・モンラッシェ キュベ・フランドル2011

      ブルゴーニュの一等地に位置する特級畑「バタール・モンラッシェ」は、世界的にも高額な白ワインを産出する畑です。長期熟成型のワインが多く、シルキーで滑らかな口当たりで熟成とともに上品さが増していくのが特徴です。2011年産のキュベ・フランドルは、澄みきった美しい色合いで濃縮されたフルーツと香ばしいトーストの香りが広がります。後味は長く、華やかな柑橘系の味わいが印象的だと評価されています。

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    • プリムール ムートン 2018

      プリムール ムートン 2018

      現在、最も影響力のある評論家として名高いジェームス・サックリング氏は、2018年のムートン・ロートシルトを「完璧な出来」だと称し、100点満点を与えました。元ワインスペクテーターのアントニオ・ガローニ氏も非の打ちどころがないとコメントしています。前年の2017年に比べてはるかに出来栄えがよいのに、生産量は30%も減少したため、ボルドー2018年の中では最も将来的に値が上がる銘柄とも言われています。海外のワイン投資家たちもこのムートンの獲得に奔走しています。

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    保管料無料キャンペーン 本特集で紹介されたワインを購入し、TERADA WINE STORAGEにお預けいただくと、半年分の保管料無料!

    本ページに掲載されているワインかつ、2019年11月18日~2020年2月29日の期間中にTERRADA WINE MARKETで購入し「TERRADA WINE STORAGEへ預ける」を選択頂いたワイン
    ※プリムールは倉庫への納品が2年後以降となるため、保管料無料特典の対象外です。
    ※保管開始月を含む6ヶ月分の保管料が無料となります。
     例:2019年11月10日に保管開始の場合、2020年4月30日まで保管料無料。

    TWSへの預け入れ方

    当マーケットでワインをご購入いただく際、配送先に「TERRADA WINE STORAGEへ預ける」を選択ください。 専用倉庫(温度14±1℃、湿度70±10%)にワインが到着し、撮影登録が完了しましたら、ご登録のメールアドレスへお知らせします。保管中のワインはマイページから自由にお取り出しいただけます。

    応募上の注意

    • 一度お預け入れいただいたワインのお客様都合によるご依頼キャンセル・返品は原則として承りできません。
    • 保管7ヶ月目からは月額保管料90円(税抜・750mlボトルの場合)が発生します。
    • お取り出しをご希望の場合は、通常のお取り出し送料が発生します。
    • 1500mlを越えるワイン、ギフト包装等の保管はできません。
    • その他、TERRADA WINE STORAGEの詳細はこちらをご確認ください。

    記事著者

    • 渡辺順子
    • 渡辺 順子
      (わたなべ じゅんこ)

      プレミアムワイン代表取締役。1990年代に渡米。1本のプレミアムワインとの出会いから、ワインの世界に足を踏み入れる。フランスへのワイン留学を経て、2001年から大手オークションハウス「クリスティーズ」のワイン部門に入社。NYのクリスティーズで、アジア人初のワインスペシャリストとして活躍。2009年に同社を退社。現在は帰国し、欧米のワインオークション文化を日本に広める傍ら、アジア地域における富裕層や弁護士向けのワインセミナーも開催している。

    • 高いワイン
    • 高いワイン

      渡辺順子・著
      ダイヤモンド社・刊

      7万部のベストセラー「世界のビジネスエリートが身につける 教養としてのワイン」著者:渡辺順子氏の新刊。一流ワインがより身近になる一冊。詳しくは こちら

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